通貨を増やして利益を狙う

 FX取引は、為替相場のレートの変動を利用して取引きを行っているのですが、この為替レートが一方向に強く大きな流れを持って進んでいくことがあります。
こうした相場をトレンド相場と呼んでいるのですが、こうしたトレンド相場の際には、取引きする通貨の量を増やしていくことで、大きな利益を得ることが可能になっています。

例えば1ドル100円の為替相場で、1万ドル分のドルを100万円で買っておいたとしましょう。
この時に為替相場に強いトレンドが生まれ、通貨の価格が上昇していくトレンド相場になりました。

さっそく為替レートが動き1ドル100円から110円になり、10万円の利益が出ました。
トレンドにはまだまだ継続の兆しがみられるため、このままで行けば1ドル120円になり、利益が20万円にまで伸びそうな気配です。

ここで、1ドル110円のドルを、もう1万ドル分買い増しをすることにします。
これにより、為替レートの変動が進み1ドル120円の相場になると、最初の1万ドルで投資した利益が20万円になり、その後に投資した1万ドル分の利益が10万円になるために、30万円の利益が出ることになります。

上昇トレンドはまだ終わらない様子なので、1ドル120円になったドルをさらに1万ドル買い増しして、3万ドルの通貨を保持することにします。
これで1ドルが130円に間で進めば、最初の1万ドルが30万円、次の1万ドルが20万円、最後の1万ドルが10万円で、合計で60万円の利益を得ることができるのです。

このように、すでに行っている投資に通貨を増やして利益を増やしていく取引手法を、利乗せと言います。

先の例で言えば、最初の1万ドルのままで、為替レートが1ドル130円まで変動した場合は30万円の利益しかありませんでしたが、これを利乗せをしていくことで、60万円の利益にまで伸ばすことができるのです。

しかしながら、この利乗せの手法にはデメリットも存在します。
それは、通貨の買い増しをしているので、この為替レートが反転して逆方向に動いた場合には、大きくした通貨の分だけ、損失が広がってしまうという事になる、ということなのです。

この利乗せは、大きな利益を得るためには有効な手段なのですが、行う時は為替レートの変動をよく見極めなければ、逆に大きな損失を負う事がありますので、注意が必要なのです。